樹齢5000年の古木、雄から雌に「性転換」? 英国
AFP=時事 11月3日(火)9時52分配信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20151103-00000009-jij_afp-env
【AFP=時事】推定樹齢5000年とされる英国のイチイの古木が雄株から雌株へ「性転換」しつつあると、植物学者が2日、発表した。科学的に十分解明されていない「極めてまれで特異な」現象だという。
早すぎる開花に奇妙な花…「宇宙桜」の謎に科学者当惑
この現象が起きているのは、英スコットランド(Scotland)中部パースシャー(Perthshire)にある「フォーティンゴールのイチイ(Fortingall Yew)」の名で知られる古木。記録では数百年前から雄株となっているが、最近になって実をつけ始めたことが確認された。
これは、このイチイの木の少なくとも一部で性別変化が起きていることを示唆しているという。
「フォーティンゴールのイチイ」に実がなっているのを発見した英エディンバラ王立植物園(Royal Botanic Garden Edinburgh)のマックス・コールマン(Max Coleman)氏は、「極めてまれな出来事だ。非常に珍しい異常現象であり、十分に解明されていない」と述べている。
「ホルモンのような化合物のバランスに変化が生じ、性別の転換を引き起こしていると考えられる。そのきっかけは、環境ストレスかもしれない」(コールマン氏)
ただしコールマン氏によれば、このイチイの古木は見たところ健康で、現在、今後の変化について詳細に観察中だという。
「フォーティンゴールのイチイ」は古い教会の敷地内にある。幹の中心部がかなり以前に朽ちてなくなってしまっているため樹齢の特定が難しく、推定樹齢は1700年代の記録と幹の太さを比較して試算された。
【翻訳編集】 AFPBB News
過去には、こんな記事も
何でも
「雌雄が逆転した動物種において交尾後にこのような選択が行われている……」
とのこと。このような選択とは
オスなのに妊娠のみならず中絶も、ヨウジウオの不思議 米大学研究
2010年03月18日 13:43 発信地:パリ/フランス
http://www.afpbb.com/articles/-/2710884?utm_source=yahoo&utm_medium=news&utm_campaign=txt_link_Tue_r2
【3月18日 AFP】ヨウジウオのオスは妊娠するだけではなく、交尾したメスの「魅力度」をもとに中絶も行っている――。米テキサスA&M大学(Texas A&M University)の生物学者らが、こうした研究結果を英科学誌ネイチャー(Nature)に発表した。
タツノオトシゴの近縁であるヨウジウオのオスは、12~14日の妊娠期間を経たのち、5~40個の卵を産卵し、ふ化するまで腹部にある育児嚢の中で育てる。
研究者らは今回、ヨウジウオの一種、ガルフパイプフィッシュのオスの養育を継続的に調査し、「子育てに熱心な父親とそうではない父親がいる」という興味深い事実を発見した。この違いは、交尾をした相手への「愛情」に基づいていた。
研究では、より大型のメスと交尾しがたる傾向がオスにあり、小さめのメスと交尾してしまった場合には、胚(はい)の一部を選択的に中絶する場合が多いことが確認された。これは、将来的により大きなメスと交尾できるよう、エネルギーを温存するためと考えられる。
一般的に動物は、種の存続をかけて最良の相手との子孫を残すため、遺伝子上の取り引きや交尾の選択を行う。だが、雌雄が逆転した動物種において交尾後にこのような選択が行われているのが観察されたのは、今回が初めてという。
(c)AFP
AFP=時事 11月3日(火)9時52分配信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20151103-00000009-jij_afp-env
【AFP=時事】推定樹齢5000年とされる英国のイチイの古木が雄株から雌株へ「性転換」しつつあると、植物学者が2日、発表した。科学的に十分解明されていない「極めてまれで特異な」現象だという。
早すぎる開花に奇妙な花…「宇宙桜」の謎に科学者当惑
この現象が起きているのは、英スコットランド(Scotland)中部パースシャー(Perthshire)にある「フォーティンゴールのイチイ(Fortingall Yew)」の名で知られる古木。記録では数百年前から雄株となっているが、最近になって実をつけ始めたことが確認された。
これは、このイチイの木の少なくとも一部で性別変化が起きていることを示唆しているという。
「フォーティンゴールのイチイ」に実がなっているのを発見した英エディンバラ王立植物園(Royal Botanic Garden Edinburgh)のマックス・コールマン(Max Coleman)氏は、「極めてまれな出来事だ。非常に珍しい異常現象であり、十分に解明されていない」と述べている。
「ホルモンのような化合物のバランスに変化が生じ、性別の転換を引き起こしていると考えられる。そのきっかけは、環境ストレスかもしれない」(コールマン氏)
ただしコールマン氏によれば、このイチイの古木は見たところ健康で、現在、今後の変化について詳細に観察中だという。
「フォーティンゴールのイチイ」は古い教会の敷地内にある。幹の中心部がかなり以前に朽ちてなくなってしまっているため樹齢の特定が難しく、推定樹齢は1700年代の記録と幹の太さを比較して試算された。
【翻訳編集】 AFPBB News
過去には、こんな記事も
何でも
「雌雄が逆転した動物種において交尾後にこのような選択が行われている……」
とのこと。このような選択とは
オスなのに妊娠のみならず中絶も、ヨウジウオの不思議 米大学研究
2010年03月18日 13:43 発信地:パリ/フランス
http://www.afpbb.com/articles/-/2710884?utm_source=yahoo&utm_medium=news&utm_campaign=txt_link_Tue_r2
【3月18日 AFP】ヨウジウオのオスは妊娠するだけではなく、交尾したメスの「魅力度」をもとに中絶も行っている――。米テキサスA&M大学(Texas A&M University)の生物学者らが、こうした研究結果を英科学誌ネイチャー(Nature)に発表した。
タツノオトシゴの近縁であるヨウジウオのオスは、12~14日の妊娠期間を経たのち、5~40個の卵を産卵し、ふ化するまで腹部にある育児嚢の中で育てる。
研究者らは今回、ヨウジウオの一種、ガルフパイプフィッシュのオスの養育を継続的に調査し、「子育てに熱心な父親とそうではない父親がいる」という興味深い事実を発見した。この違いは、交尾をした相手への「愛情」に基づいていた。
研究では、より大型のメスと交尾しがたる傾向がオスにあり、小さめのメスと交尾してしまった場合には、胚(はい)の一部を選択的に中絶する場合が多いことが確認された。これは、将来的により大きなメスと交尾できるよう、エネルギーを温存するためと考えられる。
一般的に動物は、種の存続をかけて最良の相手との子孫を残すため、遺伝子上の取り引きや交尾の選択を行う。だが、雌雄が逆転した動物種において交尾後にこのような選択が行われているのが観察されたのは、今回が初めてという。
(c)AFP