治験の歴史には、大昔から悲惨な事例、ずるい事例、非人道的事例、殺人のような事例がありますよね。血液疾患の治験は、残念なことに、そういったところがありますね。日本の悲惨な歴史と平行して。
何度も、このブログで触れましたが、血液疾患は、どの民間医療保険のパンフレットを見ても、
治療日数が、どんな疾病、どんながんより、長く設定されています。
例えば、過去に、血液内科医が、自分の恋人の看護師に流産させるため、悪魔のように点滴を行ったり、信じられないような、事件が起こったりします。
残念ながら、そういったことが、行われるような、側面も現実にあるのです。
今度の問題は、外資製薬会社と東大、厚生労働省の「医政局」が絡んでる。
医政局とは、治療や医療技術に〈振興〉と言う形で、関わっているのですね。
それに「尊厳死法制化」に関わる部署です。
患者へのアンケートとは、いかなるものなのでしょうか。(ウガッタちゃん久しぶりに登場!)
永田町では、尊厳死法制化PTの活動が続いているようですね。
現代の日本人は、死生観を正面から捕らえることが苦手です。がん患者の死生観を利用して、
法制化に一気に進もうと言う考えもあったことは事実です。
まあ、利用価値のある、がん以外の疾病も、いろいろあります。
今後は、何を利用し、世論にアプローチしていくつもりなのか、政治的つながりはあるのか、
はたまた、メディアの勇み足なのか、しっかり、見ていきましょう。
生労働省に重要事実「隠ぺい」の疑惑
白血病薬臨床研究で新たなスキャンダルに発展も
岡田 広行 :東洋経済 記者
2014年02月14日
http://toyokeizai.net/articles/-/30764
大手製薬会社ノバルティスファーマが関与した白血病治療薬を用いた医師主導臨床研究をめぐる不祥事(関連記事を参照*)で、新たな問題が浮上している。
厚生労働省の担当部署が研究の中心を担った東京大学医学部附属病院から具体的な不正の内容を聴取した記録を残しておきながら、その内容を伏せた形で別の文書を作成していたことが分かった。
今回、取材の過程で入手した「機密性2」と記載された2月13日付けの厚労省医政局作成の文書には、「事実関係の詳細については承知していない」と記されている。この文書は、厚労大臣や担当局長など上層部にも提出されているとみられ、今後、大きな問題になりそうだ。
〈重大な事実を明かさない厚労省〉
実はこの件には伏線がある。この「機密2」文書が作成される3日前の2月10日、厚労省医政局で作成された東大病院への聴取記録には、次のような記載がある。
「なお、未だ報道されていない事実として、医局の技術補佐員が、ノ社のMRの依頼に応じて、全てのアンケート用紙のコピーを渡していた事実あり」
そして、この情報を踏まえたと見られるスクープ記事が13日付けの毎日新聞朝刊に掲載された。
臨床研究を所管する医政局研究開発振興課の担当者に毎日新聞報道の事実関係を確認したところ、「(すべての患者アンケートコピーを渡していたという)事実があるかどうかの詳細は把握していない」と回答した。「医薬品・医療機器産業の振興」を所管する医政局経済課の担当者も、「東大病院とノバルティスの間で説明内容に食い違いがある」ことを理由に、「確定した事実はわからない」などと答えている。
ところが実際には10日付けの厚労省作成文書から明白なように、東大病院が患者へのアンケートをノバルティスのMRに渡していたことを厚労省はすでに把握していた。当然、厚労省側はこの行為が不正行為に当たることを認識している、同じ文書の中で「東大に対しては、『臨床研究に関する倫理指針』違反の観点からも調査・報告するよう指示した」との記述があることからも、それは明らかだ。
厚労省はノバルティスおよび東大病院に「早急なる調査実施」を指示する一方、両者から重要な情報を得ておきながら、開示しないままにしている。その一方で、2月10日付け文書では、「リスクヘッジの観点から」として、「ノ社、東大に対し、マスコミからの接触や、新たな事実発覚があった場合、速やかに厚労省に報告するよう要請済み」との記述もある。
「医師は自ら真相を開示すべき」
「リスクヘッジの観点から」の意味について問うと、前出の研究開発振興課の担当者は、「両者が自らのリスクをヘッジをするために、という意味」と答えた。しかし、文章の前後関係からみて、「監督官庁として、両者から重要な報告が上がってこないリスクを回避するため」、あるいは「両者と厚労省の説明に食い違いが生じないようにするため」と読むのが自然だろう。
臨床研究の不正問題に詳しい上昌広・東京大学医科学研究所特任教授は、「東大病院など臨床研究に関与した医療機関の医師は自らの責任で真相を明らかにすべきだ。さもなければ関係者の間で隠ぺい工作が行われていると国民に思われても仕方がない」と警鐘を鳴らしている。
(関連記事参照*)
臨床研究にMR関与、ノバルティスの重い罪 実際は製薬会社主導だった
http://toyokeizai.net/articles/-/30082
何度も、このブログで触れましたが、血液疾患は、どの民間医療保険のパンフレットを見ても、
治療日数が、どんな疾病、どんながんより、長く設定されています。
例えば、過去に、血液内科医が、自分の恋人の看護師に流産させるため、悪魔のように点滴を行ったり、信じられないような、事件が起こったりします。
残念ながら、そういったことが、行われるような、側面も現実にあるのです。
今度の問題は、外資製薬会社と東大、厚生労働省の「医政局」が絡んでる。
医政局とは、治療や医療技術に〈振興〉と言う形で、関わっているのですね。
それに「尊厳死法制化」に関わる部署です。
患者へのアンケートとは、いかなるものなのでしょうか。(ウガッタちゃん久しぶりに登場!)
永田町では、尊厳死法制化PTの活動が続いているようですね。
現代の日本人は、死生観を正面から捕らえることが苦手です。がん患者の死生観を利用して、
法制化に一気に進もうと言う考えもあったことは事実です。
まあ、利用価値のある、がん以外の疾病も、いろいろあります。
今後は、何を利用し、世論にアプローチしていくつもりなのか、政治的つながりはあるのか、
はたまた、メディアの勇み足なのか、しっかり、見ていきましょう。
生労働省に重要事実「隠ぺい」の疑惑
白血病薬臨床研究で新たなスキャンダルに発展も
岡田 広行 :東洋経済 記者
2014年02月14日
http://toyokeizai.net/articles/-/30764
大手製薬会社ノバルティスファーマが関与した白血病治療薬を用いた医師主導臨床研究をめぐる不祥事(関連記事を参照*)で、新たな問題が浮上している。
厚生労働省の担当部署が研究の中心を担った東京大学医学部附属病院から具体的な不正の内容を聴取した記録を残しておきながら、その内容を伏せた形で別の文書を作成していたことが分かった。
今回、取材の過程で入手した「機密性2」と記載された2月13日付けの厚労省医政局作成の文書には、「事実関係の詳細については承知していない」と記されている。この文書は、厚労大臣や担当局長など上層部にも提出されているとみられ、今後、大きな問題になりそうだ。
〈重大な事実を明かさない厚労省〉
実はこの件には伏線がある。この「機密2」文書が作成される3日前の2月10日、厚労省医政局で作成された東大病院への聴取記録には、次のような記載がある。
「なお、未だ報道されていない事実として、医局の技術補佐員が、ノ社のMRの依頼に応じて、全てのアンケート用紙のコピーを渡していた事実あり」
そして、この情報を踏まえたと見られるスクープ記事が13日付けの毎日新聞朝刊に掲載された。
臨床研究を所管する医政局研究開発振興課の担当者に毎日新聞報道の事実関係を確認したところ、「(すべての患者アンケートコピーを渡していたという)事実があるかどうかの詳細は把握していない」と回答した。「医薬品・医療機器産業の振興」を所管する医政局経済課の担当者も、「東大病院とノバルティスの間で説明内容に食い違いがある」ことを理由に、「確定した事実はわからない」などと答えている。
ところが実際には10日付けの厚労省作成文書から明白なように、東大病院が患者へのアンケートをノバルティスのMRに渡していたことを厚労省はすでに把握していた。当然、厚労省側はこの行為が不正行為に当たることを認識している、同じ文書の中で「東大に対しては、『臨床研究に関する倫理指針』違反の観点からも調査・報告するよう指示した」との記述があることからも、それは明らかだ。
厚労省はノバルティスおよび東大病院に「早急なる調査実施」を指示する一方、両者から重要な情報を得ておきながら、開示しないままにしている。その一方で、2月10日付け文書では、「リスクヘッジの観点から」として、「ノ社、東大に対し、マスコミからの接触や、新たな事実発覚があった場合、速やかに厚労省に報告するよう要請済み」との記述もある。
「医師は自ら真相を開示すべき」
「リスクヘッジの観点から」の意味について問うと、前出の研究開発振興課の担当者は、「両者が自らのリスクをヘッジをするために、という意味」と答えた。しかし、文章の前後関係からみて、「監督官庁として、両者から重要な報告が上がってこないリスクを回避するため」、あるいは「両者と厚労省の説明に食い違いが生じないようにするため」と読むのが自然だろう。
臨床研究の不正問題に詳しい上昌広・東京大学医科学研究所特任教授は、「東大病院など臨床研究に関与した医療機関の医師は自らの責任で真相を明らかにすべきだ。さもなければ関係者の間で隠ぺい工作が行われていると国民に思われても仕方がない」と警鐘を鳴らしている。
(関連記事参照*)
臨床研究にMR関与、ノバルティスの重い罪 実際は製薬会社主導だった
http://toyokeizai.net/articles/-/30082